執筆する前に草案本という下書きに
あたる草稿を著述していたそうです。
この『草案書』は江戸時代の初め頃に
26葉に裁断され別々の曹洞宗寺院に
納められたことが記録に残っていて
現在この26葉のうち所在が明らか
なのは11ヶ寺13葉のみだそうです。
そのうちの1葉を陽松庵が護持して
います!
今は駒澤大学禅文化歴史博物館が草案本
のレプリカを作成するとのことで
陽松庵切を貸出中です
その道元禅師直筆の草案本の1葉
が帰って来たら見せて下さるとの
ことで
今からとてもとても楽しみに
しています!
道元禅師はとても優しく
美しい筆使いの方で
天桂伝尊の筆もとても達筆で
綺麗な文字でした
昔の方の筆は本当に綺麗で達筆の
方が多いとつくづく思います
それにしても陽松庵には天桂伝尊
直筆の正法眼蔵弁註をはじめ
このような
お宝がしれっと眠っていて
このまま蔵に眠らせておくのは
とてももったいないなぁ……と
思います。