陽松庵ほのぼの日記

毎週日曜日に参禅しています。坐禅会後も陽松庵でご奉仕させて頂いています。坐禅や陽松庵の良さを少しでも知って頂きたいと陽松庵での事や感想、想い、神社仏閣参拝記録などを綴っています。

桜茶会

7日の日曜日は第11回目の

桜茶会でした!

 

坐禅を1柱だけ行い本堂で

献茶法要をした後に和尚さんが

立てたお茶をいただきました。

 

今までは本堂前の庭で野立てで

お茶会をしていたのですが、

今年は本堂横の床の間での開催

でしたが、たくさんの方が来られ

大盛況でした!

お茶の先生も来客対応で大変そう

でした!

 

この時期にだけ飾られる掛け軸

釈尊像の前でお茶をいただきました。

 

 

反対側には桜が見えています!

まだ満開ではなかったですが、こうして

美しい桜を愛でながら一服のお茶を頂く

のは何とも言えずホッとする至福の

ひと時です

 

 

洞岩寺坐禅動画の紹介です!

 

坐禅をしているとふとどうしようもなく

生きている事、生かされている事の

有難さを感じる時がある

 

胸の奥に何か納得して腑に落ちる感覚がする

ときがある

 

本来お経も読誦するということは自身の深い部分

良心、仏性に触れる、繋がる事になるものだと

思う

だからただ読めば良いというものでは無く

深い自分にアクセスするように読む

仏様に繋がりたいと願い読誦する

 

そうしているうちに深い意識で物事を観、判断

していけるようになる

 

人は知らない事は不安になる

目の前の表面的なことだけしか見ないと

心がざわめく

知っていれば落ち着いて対処できるし淡々と

こなせる

 

深い意識で物事を観られることは生きること

そのものに安心を与える、そこから感謝が生まれる

 

自分を整えていくことを続けるとそうした

気づきが得られる、坐禅はそのひとつ。

 

参禅者さんの中で上手く坐禅に集中出来ないと

言われる方もいらっしゃいますので

下記に坐禅に集中できる方法を紹介されている

動画を張り付けます

是非参考になさって下さい。

長野県にある曹洞宗洞岩寺のご住職のYouTube

チャンネルℤENFitchannelです

 

youtu.be

 

www.youtube.com

 

陽松庵名前の由来

24日は雨の中12名の方が

参禅されました!

 

陽松庵は伽藍もあり経蔵まで入れると

そこそこ大きい方の寺ですが

寺名には寺ではなく庵が付いています

 

庵というと昔は僧侶が寝泊まりするための

小さな小屋のような家を言ったもの(陽松庵

奥の院松樹庵はまさに庵です)です!

 

その庵がなぜこのお寺についているのか不思議

でした……

大きさから言って庵ではなく寺だからです

 

その謎が和尚さんに聞いて解りました!

 

陽松庵は夢想国師と縁のある寺と言われています

曹洞宗のホームページにも池田市の今でいう

木部の辺りに夢想国師が庵を結んでいた

そうですがその庵が廃絶したのを天桂禅師が再興

したように書かれています

 

が、なにも廃絶した庵を今の場所に移して

再興したというのではなく、天桂禅師が新しく建てた

その寺の寺名に夢想国師が結んだ案の陽松庵という

寺名だけが残っていたのを移したからだということでした

 

まぁ今でも実質廃寺で寺は残っていないけど寺名だけは

残っている(宗務庁名簿に載っている)という寺は

結構あると聞きます!

 

これでやっと夢想国師との繋がりや寺なのになぜ庵と

いう寺名なのかが解りスッキリしました!(笑)

 

25日の坐禅会

25日は雨の中13名の方が参禅されました!

その内3名の方は初参禅者さんでした。

 

陽松庵で長く参禅していると、長く来られていた

方も高齢になり体調の面から来られなくなったり

新しく参禅を続けられるようになった方がいたりと

人の出入りの機微がよく分かります。

 

新しく参禅される方の中には50代以下の方も

多く、結構いろんな場所で色々な体験をされている方

がいて行茶の時間にそのお話を聞くのも良い刺激に

なります。

 

女性でも永平寺の宿泊での修業体験をされていたり、

遠方まで参禅しに行っていたりされる方もいます。

 

私も行ってみたい所はあるのですが、今は観音様への

信仰や行を通して気づきを深めていければと思っています。

 

 

 

本堂前の梅もとても良い香りがしていたのですが

だいぶ散ってしまいました

 

つもりちがい十ヶ条

2月11日の坐禅会は3連休の中日だった

からなのかいつもより少々少なく10名の

方が参禅されました!

 

そして作務の時間に恒例の涅槃図の掛け軸を

床の間に掛けました。

この掛け軸は280年近く経っているので

色褪せや破けている所もあるのですが

やはり毎年2月の間だけに掛けているもの

なので涅槃図を掛けると皆さん喜んで

くださいます。

 

12日は京都の本寺に上山したのですが

やはり参詣者さんが少なく、時間にゆとり

があったので書物でも読もうと本を手に

取ると、中には下の写真のものが

挟んでありました。

 

つもりちがい十ヶ条

一、高いつもりで低いのは教養

二、低いつもりで高いのは気位

三、深いつもりで浅いのは知識

四、浅いつもりで深いのは欲の皮

五、厚いつもりで薄いのは人情

六、薄いつもりで厚のは面の皮

七、強いつもりで弱いのは根性

八、弱いつもりで強いのは我

九、多いつもりで少ないのは分別

十、少ないつもりで多いのは無駄口

とあります!

 

これを読んだとき私は全くそうだな、

まんま自分のことを言い当てられて

いるなと思いました!

 

一緒に読んでいた隣にいた先輩僧侶も

『人間謙虚でいなあかんってことやね!』

と感想をもらしていました

 

 




 

新年の坐禅会

7日は新年初坐禅会で14名の

方が参禅されました!

 

年末年始は体調を崩していて

10年以上ぶりに年末やお正月

を自宅で過ごしたのですが

坐禅会ではひんやりとする

坐禅堂での中穏やかな気分で

坐ることが出来ました。

 

長年にわたり参禅されている方が

坐禅のことはよく分からんけど

坐禅をすると後がスッキリして

きもちいいからするんや』と

話されていたことがあったそうですが

それって坐禅を続けるうえで大切な

事だなと思いました。

 

 

 

私が線香護摩を習った峯龍さんが個人的な

事情により天台宗阿闍梨の僧籍を返納

され法名も彩雨と改名されました

 

気ままな坊さんチャンネルという

動画配信は彩雨チャンネルという名前

に変更して継続されています

 

今までと変わらず一行者として頑張

られていますのでよろしければご覧

になって下さい!

www.youtube.com

 

 

体験を通して知ることが大切です

昨日からめっきり寒くなり

京都の本寺に上山した昨日は

風邪気味の僧侶もいたのですが

私も今日は少し喉がイガイガ

する中バッチリ寒さ対策をして

坐禅会に参禅しました!

本日の参禅者さんは11名でした!

 

坐禅とは何か…とよく言葉で色々

言われたりしますが

始めてからまだ日が浅い方は特に、

坐禅に何かを求めたり、坐禅とは何かを

知ろうとすることはしないで

とにかく定期的に坐るということを

目標に、続ける事が大切です

 

坐禅は人から蘊蓄を聞いて解るものではなく

体験、体感を通して知るものだと私は実感して

います。

 

始めたばかりでは

こんなことをして何をしているんだろう…とか

坐禅って本当にいいものなんだろうか…と考え

たり、不安に思ったりすることもあると

思いますが、真摯に自分と向き合い坐ることを

続けていると在るときにふと

『あっ、これか!』

坐禅とはどういうものかが解る時がきます!

曹洞宗坐禅は只管打坐

坐禅に何も求めずただ坐る事を諦めないで

続けてみて下さい