陽松庵での坐禅会の流れを簡単に書いています
16日の坐禅会はとても寒い日で陽松庵周辺の
最低気温は-2℃、
手水舎の石鉢の水にも氷が張っていました!
そんな寒さ厳しいなかでも10名の方が参禅されました!
坐禅堂には当然冷暖房設備がありません(泣)
さらにこのご時世ですから三蜜を
(仏教の三蜜ではありませんよ(笑))
避けるために窓を数ヶ所開けていますので外の気温と
同じくらい寒いんです!
坐っていると足先指先が冷たくなって痺れて
いくのが感じられ坐禅に集中するどころか
早く終わらないかとばかり考えてしまいました!
煩悩だらけですね……私
そんな中茶話会では道園和尚の永平寺での
修業時代のお話を聞くことができました
テレビなどでもよく知られている雲水が雪の
積る山門に並び、入門の許可を得るシーンが
ありますが
あれは5時間もの間山門の前で五体投地(仏教で
最も崇敬の念を表す一番丁寧な礼拝の作法です)
を続け、その間に1時間程問答が繰り返されるそうです
そうやってやっと入門できてもすぐに永平寺に入れる
のではなく1週間程寮のようなところで修行の基礎を
みっちり習いそれから永平寺での修行が始まるそうです
その他にも食後に出る言葉が『腹減った』と言うくらい
質素で体重が一ヶ月で8㎏も落ちた事や
入浴では窓を開けて入らなければならず、ちっとも
温まれないどころか下手すると風邪をひきそうになる
など過酷な状況での修行のお話を聞くことができました
皆さんも笑ったりびっくりしたりしながら聴かれて
いました
永平寺の修行は厳しいとよく聞きますが和尚さんの
話を聞くと納得ですね!
参禅者のAさんが山門前に門灯明を作って
くださり、山門がまたいい感じになりました!