陽松庵ほのぼの日記

毎週日曜日に参禅しています。陽松庵の良さを少しでも知って頂きたいと陽松庵での事や感想、想い、神社仏閣参拝記録などを綴っています。

今年最後の坐禅会

陽松庵での簡単な坐禅会の流れを書いています

cusityikaruba.hatenablog.com

 

 

 

陽松庵では12月26日が今年最後の

坐禅会でした!

 

とっても寒い中15名の方が来られ

ていました!

 

最近は坐禅会に来られる方も増えて

きて流行病以前の人数に戻りつつ

あります。

 

今年最後の坐禅会では普勧坐禅儀を

読誦しました

 

中には初めて普勧坐禅儀を読むという方

もいらしたかもしれませんが

皆さんしっかりと読誦されていました。

 

 

 

陽松庵では毎月

月末や月初めの坐禅会後の茶話会で

禅の友という曹洞宗宗務庁発行の

小冊子がいただけます!

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禅の友の初めのページには禅のことばが載っています

 

その禅の言葉の意味を調べていて回向返照という

禅語に辿り着きました

 

これは普勧坐禅儀に書かれている

 

ゆえに須らく言を尋ね語を逐うの解行を休すべし

須く回向返照の退歩を学すべし

(ゆえにすべからくことをたずねごをおうのげぎょうを

 きゅうすべし すべからくえこうへんしょうのたいほ

 をがくすべし)

の文の中にある一語です

 

これは自己の内面を見つめることの大切さを説いている

言葉です

 

私たちは何かあると外にその答えを求めがちです

 

ですが外から何かを得ようとするのではなく

坐禅によって自分の内側と向き合い

自身の内側に真理を求めていく

その大切さを教えてくださっている言葉でした

 

 

普勧坐禅儀…難しいですけど奥深い教えですね

 

 

新年の坐禅会はじめは1月2日からです!

 

黒衣についた線香の香りから

陽松庵での坐禅会の簡単な説明を書いています

cusityikaruba.hatenablog.com

 

 

弄花香満衣(ろうかこうまんい)

花を弄すれば香り衣に満つ

 

これは中国唐の時代の詩人 于良史の春山夜月の

詩の一節で

花を摘んでいるといつの間にかその香りが衣に移って

しみ込んでいるという現代語訳になりますが

禅語としては色々な解釈がされています

 

本寺に参勤すると、墓前志経を主に行うのですが

日によっては忙しく、一日14~15件する日もあります!

 

そうして一日が終わり黒衣を脱ぐと黒衣に線香の香りが

移っているんですね~

 

そんな時上記の言葉が思い出されるのです

弄花香満衣…

花の香りでないのが残念ですが、

私は一生懸命何かに打ち込んだり学んだりしていると

その学んでいること以上に見えないけれど大切な何かを

身に付けることができているというように解釈をしています

 

これからもまだまだ精進していかなければと思っています(^_^

 

 

お地蔵様

坐禅会の簡単な説明を書いてます

cusityikaruba.hatenablog.com

 

 

 

 

 

お地蔵様の前掛けが新しくなりました!

 

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お正月に向けてMさんが縫って下さいました(^^)

とてもお似合いで凛々しいお姿になりました!


仏教ではお釈迦様入滅後56億7千万年後に弥勒菩薩様が降りてきて

仏となり衆生を救済すると言われていますが、

その弥勒菩薩様が居ない間、仏に代わって

お地蔵様が衆生を救済するとされています。

 

お地蔵様は仏教でいう六道の世界「地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天」

を遊行し、六道で苦しむ全ての人々を救ってくださる菩薩様だそうです。

 

 

 

今日のウェルカムフラワー

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正法眼蔵 現成公案ポスターに思う

 

 

cusityikaruba.hatenablog.com

 

 

陽松庵の廊下に貼ってあるポスターです

 

私も一応尼僧ですが、本寺へ上山していると

組織の嫌な面が見えてしまいます。

 

そんな時このポスターを観て

私は何のために仏門に入ったのかと立ち返るように

しています

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仏道をならふといふは、自己をならふなり

以下下記の通り続きます

 

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

自己をわするるといふは、万法に証せらるるなり。

万法に証せらるるといふは、自己の身心および

他己の身心をして脱落せしむるなり。

悟迹の休歇なるあり、休歇なる悟迹を長長出ならしむ。

 

このポスターの仏道をならふといふは、自己をならふなり

の横に小さく赤文字で仏の心で生きる道を学ぶということは

自己とは何か、なぜ死ぬか、なぜ生きるのかについて学び、

納得することなのです。

と書かれています

 

当たり前ですが、生きているといろんな経験をします

色々迷ったり苦しんだりもします

 

そんな時仏教の教えはより良く生きていくための考え方、

生き方、人生の方針になると思っています。

五輪塔工事終了

 

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傾いて倒れそうになっていた五輪塔の工事が

無事終了しました!

 

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これでまたこの五輪塔も数百年持つこと

でしょう

 

そうして歴史あるものが残り後世に

引き継がれていくのはいいですね!

 

歴史あるものが脈々と今に伝わり残っている

ということはそれだけ人々にとって必要なもの

大切なものだったからだと思うのです

 

陽松庵も多くの雲水を育ててきた古い寺です

今は参禅道場ですが

後世に残したい良いお寺です

 

 

今日のウェルカムフラワー

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銀杏の紅葉

 

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陽松庵の銀杏が綺麗に色付き樹の下は黄色の

絨毯になってきました(^^)

 

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お参りの方も銀杏をバックに写真を撮ったりされています

 

 

陽松庵の庭は庭園のような美しさではないのですが

スッキリとしていて、山門を入ると本堂とその

雄大な屋根と青空との空間にとても癒されます

 

嫌なことがあっても陽松庵に来て山門をくくった瞬間に

不思議なほど心がスーッとして落ち着くのです

 

陽松庵の和尚さんも同じことを言っていました

 

陽松庵は自身の心と向き合える参禅道場ですが

疲れた心も癒してくれる優しい場所でもあると

思っています

 

日常でモヤモヤされたり、いろいろな事が起きて

疲れた方は陽松庵に限らずお寺や神社に行って手を

合わせられるだけでも気持ちが落ち着いてくるかも

知れません。

 

 

今日のウェルカムフラワーです

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播州清水寺

 

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二年前から西国巡礼をしていますが、まだ

16ヶ寺ほどしか周れていません

なかなかフリーになる時間がないのでボチボチ

周っています(^^;

 

今回は播州清水寺へ行って来ました

 

     仁王門

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   根本中堂

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ご本尊は十一面観音菩薩秘仏でした

 

 

    地蔵堂

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    大講堂

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売店御朱印等はこちらにありました

内陣にも入れるようになってます(有料)

 

 

 

    薬師堂

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   おかげの井戸

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井戸の水面に顔を映すと寿命が三年延びると

伝えられているそうです(笑)

 

 

 フジバカマとアサギマダラ

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参拝時にはアサギマダラはいなかったのですが

帰るときにすれ違った参拝者さんが「蝶々がいる」と

言ったのが聞こえて戻ってみると1羽だけいて

見る事ができました(^^)

 

看板には

「この蝶は旅をするチョウといわれる。春から

夏にかけて高原地帯で繁殖し、夏も終わり気温が

下がってくると南下し始める。

九州や沖縄をめざし、台湾まで二千キロの移動も確認

された個体もある」

と書かれていました

すごいですね~!!